プレゼン資料の構成で起承転結は当てはまらない?

初めてプレゼン資料を作成する方や慣れていない方は、資料を書く順番について悩まれることが多いのではないでしょうか。
プレゼン資料を作成する際は、その構成に工夫を施す必要があります。
そこで重要な点は、起承転結で作らないといった点です。
今回はそこも含め、プレゼン資料の構成方法についてご紹介します。

□起承転結はプレゼンでおすすめできない?

まず、起承転結とは何なのでしょうか。
この言葉を耳にしたことはあっても、意味をしっかりと覚えていない方は多いかもしれません。
まず、起承転結とは物語や作文の世界でよく用いられる構成のことを指します。
「起」とは物語の始まりのことで、「承」とは物語が進むこと、「転」とは物語が急展開すること、「結」とは物語が終わることです。

私たち日本人は作文を書く際に、起承転結で書くことを教わります。
その構成方法は昔から親しまれてきたものですが、物語において有効なものと言えるでしょう。
物語であれば、クライマックスが最後にあっても途中を読んでもらえます。

しかし、ビジネスの場合においては結論ファーストが基本なので、起承転結では伝えたい結論まで読んでもらえないかもしれません。
プレゼンの冒頭部分で「なぜこのプレゼンを聞く必要があるのか」といったようなメリットを聴き手に伝える必要があります。
プレゼンを聞く価値を最初に示しておくことで、聴き手の心を掴み、興味を持ってもらえるでしょう。

これは資料においても同じで、「~です。」(結論)から「なぜならば~」(詳細)といったような構成を身につけましょう。
情報が意思決定の妨げにならないように、情報をふるいにかけてシンプルにします。
つまり、プレゼンでは「起」の次は「承」ではなく「結」が望ましいとされています。

□プレゼンの構成方法とは?

前項でご紹介した通り、ビジネスの場面では起承転結は向いていません。
また、冒頭部分では結論を先に述べたほうが良いとも言われています。
ではどのようにプレゼンの構成を作ればいいのか、ここでは基本とともにいくつかのポイントをご紹介します。

まず、プレゼンの基本を押さえておきましょう。
プレゼンは、ロジカルシンキングというフレームワークを用いてできています。
ロジカルシンキングとは、和訳で論理的思考です。

伝えたいメッセージを1番上に置いたときに、そのメッセージを導き出す論理を明確に分類し、分かりやすくまとめる思考法です。
この論理の深さによって濃い分析ができますが、プレゼンの目的によってその深さを決めるようにしましょう。

では早速、プレゼンの構成を具体的に考えていきましょう。
一般的な構成は「起」「結」「承」「結」です。
まず「起」の部分、プレゼンテーションの冒頭では、聴き手の興味を掴みます。
アイスブレイクを挟むなど共感部分を作り、相手に親近感を与えることが重要です。

次に「結」の部分、ここで聴き手の心を掴むことで「理由を知りたい」という状態にさせられるでしょう。
そして「承」の部分で順を追って論理を説明していき、最後に「結」の部分で聞き手にメッセージの印象を残します。
このような構成はロジカルな流れに沿っており、聴き手に伝わりやすいでしょう。

この他にもプレゼンテーションの構成方法として、「SDS法」や「PREP法」、「FABE法」など、さまざまなものがあります。
それぞれの特徴を押さえ、適した場面で使用してみましょう。

□まとめ

プレゼンの構成方法としては起承転結は向いていません。
ビジネスの場面などでは結論を先に述べて、そこを論理で肉付けしていくといった構成方法が望ましいでしょう。
そのため、起結承結といった構成がおすすめです。
資料を作成する際も、この流れに沿って作成しましょう。