問題提起とは?レジュメの書き方について紹介します!

「レジュメってどうやって書いたら良いのかな」
論文や内容をまとめたレジュメを作る際には問題提起を切り口にする場合があります。

その切り口から議題を展開していくことも多いです。
どのようなものであれ書き方にはさまざまな注意が必要です。
そこで今回はレジュメの問題提起について紹介します。

□問題提起について知っておこう!

まずは問題提起とはどのようなものなのかを理解しておきましょう。
問題提起とはこれから取り上げる内容の問題点や課題を相手に投げかけるものです。
これは問題の大きさに関わらず、議論のための最初の切り口として使われます。
また大半の人が気付かない点に注目して課題を挙げるための観察点としての性質も持ちます。

しかし自分が問題だと感じた事柄でも、周りが問題として共感しないような場合では問題提起に失敗する可能性があります。
そのため第三者にそれが問題点として理解してもらえるようなアピールが必要です。

この他には問題提起の意味としてロジカル思考の過程であるといった面もあります。
この思考では、問題を掲げ、原因と背景から解決策を導くことが重要なポイントとなります。

問題提起は日常生活であまり用いられませんが、ビジネスの場では頻繁に使用されます。
新しいプロジェクトを始める際、自分で何が問題かを見つけなければいけない場面などが例として挙げられます。

□レジュメの書き方とは?

ここまでは問題提起について紹介しました。
続いては実際にレジュメの書き方についてご説明します。
すでにレジュメを作成したことがある方も、この機会におさらいしておきましょう

*タイトル

まずはタイトルについてです。
簡潔に何がメインテーマであるか分かるように書きましょう。
またレポートと同様にタイトルの横には個人の所属について書いておくと良いでしょう。

*内容

内容の構成では「はじめに」から「おわりに」といった順で書いていきます。
「はじめに」と「おわりに」の間には、番号を用いて適当な区切りを入れます。
また、各章で内容をさらに分ける場合では「1.1」「1.2」「1.3」といったように書いてください。

「はじめに」の部分ではレジュメの問題提起や趣旨を書き、先行研究においての位置づけを書いておきます。
「おわりに」では今回の発表で扱えなかった部分や課題、これからの展望についてまとめましょう。
そして、その間にある番号で区切った部分は、調べたことや自分が論じる内容を書きます。
それぞれに相手に伝わるような分かりやすい文章を心掛けてくださいね。

*印刷

レポートはメールでの提出がある一方で、レジュメは配布資料のために印刷が必要です。
自宅にプリンターがない方はぜひいんさつ工房まで相談ください。
丁寧で迅速な対応をさせて頂きます。

加えて、分かりやすく書くためには工夫が必要です。
気を付けておくべきポイントは以下の通りです。

・文字数を少なくする意識をする
・箇条書きを活用する
・空間を適度に入れる
・結論を簡潔に示す
・概要は客観的に書く

□論文を書く時のポイントについて知っておこう!

最後に論文を書く際のポイントを2つ紹介します。
レジュメを書く際にも通じる部分があるため、ぜひ参考にしてくださいね。

1つ目は問いと主張の重要性についてです。
論文は中身で価値が決まると言われています。
自分なりの問いや答え、つまり問題提起と主張をレポートの中でいかに論理的に展開できるのかが重要になります。

2つ目は論文の問いをはっきりさせることです。
論文ではなぜこうであるのか、我々は何をすべきなのかなど問いを明確に作ります。
問いが明確であれば、解決についても書きやすいはずです。

□まとめ

今回は問題提起について紹介しました。
これから先、レジュメ作成を任されることがあれば、この記事を参考にしっかり問題提起を立てておきましょう。
レジュメなどでお悩み事がありましたら、ぜひ1度いんさつ工房にご相談ください。