「資料作成に当たっての書き方がイマイチ分からない」
ビジネスの場ではワードやパワーポイントを用いて発表の資料を作ることがあります。
その際、書籍等を参考にしたり引用したりした場合は参考文献を載せる必要があります。
今回は資料作成で必要な引用について紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□引用や参考文献を正しく書く必要があるのはなぜか
資料を作成する時には参考にしたものをそのまま貼り付けることは良くないと知っている方は多いでしょう。
会社内で発表する資料なら、引用元を載せる必要がないと勘違いしている人もいます。
しかし、資料を作成する場合では該当する参考文献は正確に明記しなければいけません。
ここからはその理由について紹介します。
1つ目はルールであるためです。
資料を作る際には自分の考えと出典先の考えを正確に区別することがルールとして定められています。
他の人の意見をあたかも自分の意見のように伝えてしまうと、盗用と判断されてしまうことがあります。
悪意がなくてもそのように誤解される可能性があるため、ルールをしっかり守っておきましょう。
2つ目は根拠を示すためです。
自分だけで大量のデータを集め分析することは難しいです。
しかし、自分だけの考えを述べると根拠のない意見と見なされます。
自分の主張したい内容に関して客観性、正確性を説くためにも情報の明記が大切です。
引用したところや参考文献がない場合は本当のことかどうかの判断が難しくなります。
3つ目は資料を後から探しやすくするためです。
ビジネスにおいてゴールは発表資料の作成ではなく、成果を得ることです。
つまり作成は発表内容を実現したり、賛同を得たりするための手段でしかありません。
そして自分の発表が認められた場合は全体をさらに磨き上げる必要があります。
引用した参考文献を明記しておけば、後から該当している場所を検索しやすくなります。
このように参考文献の明記は、効率的な資料作成に必須であると共に、参照が必要となった時にあると便利です。
□著作権を侵害してしまうケースとは
ここまでは引用や参考文献を正しく書く理由について紹介しました。
なぜ正確に書く必要があるのかについて理解は深まったと思います。
続いては著作権を侵害してしまうケースについて紹介します。
*画像やイラストの加工
画像は著作物です。
画像の加工は、著作物の加工を意味するので、たとえ出典を記載しても著作権の侵害になります。
仮に引用する場合は、画像、文章ともに一言一句同じ形で載せる必要があります。
このように引用の条件を満たしていないと著作権侵害に当たるので注意しましょう。
*接続語を変えただけの文章
コピペをして接続語をいじっただけの文章は明らかな著作権侵害です。
これくらいならバレないだろうと思っていても、ツールを使うことで簡単に調べられます。
□著作権を守るためには?
ここまでは著作権を侵害してしまうケースについて紹介しました。
最後に、著作権を守るために使用するワードの使い分けを理解しましょう。
まずは参照です。
参照は目に見える情報が対象であり、文章などの資料を照らし合わせる際に使用します。
次に参考です。
参考は資料や意見などを考える際の手掛かりとなるものです。
次は引用です。
引用は他人の文章や事例を自分の文章の中に入れて紹介することです。
最後は転載です。
引用と同じように他人の文章や事例を自分の文章の中に入れて紹介することです。
引用と違うところは自分の文章の割合が少ないところです。
引用をする際は書き方に気を付けて、著作権を遵守して発信しましょう。
他人が書いたものを自分があたかも書いたようにしてしまっては信頼を失うことにも繋がります。
確認作業を怠らずにより良いものを作りましょう。
□まとめ
今回は資料を作成する際の必要な引用について紹介しました。
引用する場合は自分のオリジナルの部分が主になるように注意しましょう。
いんさつ工房では早い・安い・親切な対応を行っております。
資料を印刷する際はぜひ1度ご相談ください。