小冊子を作ったときにうまくいかなかった経験はありませんか?
小冊子は用紙のサイズや種類など、事前に知っておくべきことがたくさんあります。
小冊子に関する予備知識を持っておくことでできあがったときの失敗を防げるのです。
そこで今回は小冊子印刷で失敗しないために知っておくべきことを紹介します。
□小冊子印刷で失敗しないためには
そもそも小冊子とは何かご存じでしょうか。
ユネスコによると小冊子とは、5から48ページの不定期の刊行物と定義されていますが、一般的には情報が詰め込まれている複数枚の紙をとじたものと認知されています。
小冊子は簡単に作れる一方で、チラシなどと比べてフォーマルな印象を与えられるのが特徴です。
保存性にも優れていて捨てられる可能性も減り、時間が経ってから再確認してもらえるでしょう。
*印刷前に決めておくこと
印刷までにはいくつか決めておくことがあるので説明します。
はじめにターゲットを決めます。
小冊子を配布する対象を検討します。
性別や年齢だけでなく、居住地域、職業などもしっかりと人物像を決めましょう。
決めた対象に対して適切に伝えるための書き方を考えます。
つぎに原稿とデザインを作ります。
実際にターゲットに向けて原稿を執筆します。
顧客の声や、商品の紹介、連絡先などのターゲットのための情報を小冊子にまとめましょう。
そのあとサイズ、用紙、とじ方を決めます。
小冊子のサイズ、用紙、とじ方によって読む側の感じ方が異なります。
作った原稿の効果を最大限に発揮できるように選択しましょう。
最後に印刷方法を決めます。
印刷の方法は自分で行うか、サービスを活用するかなどさまざまな方法があります。
質を重視するなら印刷会社に発注し、コストを抑えたいなら自分で行いましょう。
*用途に合わせた用紙選択も重要
さまざまな用紙があり、特徴や用途が異なるためそれぞれ紹介します。
自分が使いたいものを探してみてください。
1つ目はコート紙です。
光沢感があり、コピー用紙では出せない高級感を演出します。
2つ目はマット紙です。
光を反射しないため、文字が読みやすいです。
デザイン性を活かせる小冊子に使いましょう。
3つ目は上質紙です。
コピー用紙やノートに使われていて、高級とは言えません。
表面がざらざらしていてペンや鉛筆でも書きやすいため、会議などメモを多くとるときの資料におすすめです。
4つ目はアートポストです。
コート紙をさらに高級にしたもので、高級感を出すために使いましょう。
5つ目はマットポストです。
マット紙をさらに高級にしたもので、元から質の高いマット紙をさらにグレードアップさせています。
*印刷がうまくいかないときはどうすればいいか
印刷がうまくいかない状況として全体がかすれる、用紙がつまる、シワがよるなどがあります。
原因は用紙に湿気が含まれていたり、用紙のセットが間違っていたりすることです。
対処法としては用紙を適切に保管すること、プリンター会社が推奨する用紙を使うこと、プリンターの設定を見直すことが挙げられます。
また、画面どおりに印刷がされない場合の原因は本機側の処理が適用されていること、画面とレイアウトが異なることなどがあります。
対処法はプリンタードライバーの設定を変えること、アプリでレイアウトを変更することです。
さらに両面印刷ができない場合の原因は用紙が厚すぎるか、薄すぎること、用紙の設定を間違えていることなどがあります。
対処法は用紙の変更や用紙設定を両面印刷に対応するものに変えることです。
□同人誌を作る際の失敗しない方法
同人誌を作るときの流れを説明します。
はじめに原稿の準備をします。
表紙のデザインで作りたいものをイメージし、実際に原稿のデータを用意しましょう。
データを表紙と本文をそれぞれ用意して、データサイズをA5または B5から選択し、出力します。
つぎに印刷をしてから製本します。
まず表紙と本文の紙を見て、ページの順番を確認します。
そのあと紙の両端を合わせて真ん中で折ってから、最後に回転式ホチキスで本の内部に針を止めれば完成です。
□まとめ
今回は小冊子を作るときに失敗を防ぐために知っておくべきことを紹介しました。
正しい流れに従わず闇雲に作っても、できあがったときに失敗するリスクが高くなります。
小冊子を作るときは、ぜひ今回紹介したことを参考にしてみてください。