印刷して小冊子を作りたいけど、どの形式が最適か分からないと思った経験はありませんか?
小冊子はパンフレット、リーフレット、カタログなどさまざまな種類があり、違いを認識していないと正しく選べないでしょう。
そこで今回はパンフレット、リーフレット、カタログそれぞれの特徴と違いについて解説します。
□パンフレットとリーフレットは何が違うのか
パンフレットとリーフレットの違いについて解説します。
まず情報量が異なります。
パンフレットはページ数の増減に制約がないため、載せたい情報を全て盛り込める一方で、リーフレットは紙1枚分の面積しかないので情報量を増やせません。
次に枚数が異なります。
リーフレットは用紙1枚を2つ折り、3つ折りにして配りますが、パンフレットでは数枚分の紙をとじて作られます。
パンフレットは商品の紹介などで使われ、リーフレットはアミューズメントパークや観光スポットの地図などに使われます。
□パンフレットとカタログの目的別活用方法
パンフレットとカタログの違いを踏まえた上で、パンフレットとカタログそれぞれの活用方法を説明します。
パンフレットとカタログの違いをいくつか挙げます。
1つ目の違いは、記載される内容の違いです。
商品とサービスの紹介という目的は共通していますが、中身のコンテンツが異なります。
パンフレットはページ数が少ないため、紹介できる商品の数を増やせません。
そのため、注目度の高いものに絞ってアピールするのに適しています。
その一方で、カタログは商品のラインナップを作るのに適しています。
多くの商品を並べるので、カテゴリーや用途別に整理して、ユーザーが欲しいものをピンポイントで見つけられるというメリットがあります。
2つ目の違いは制作する目的の違いです。
パンフレットは商品やサービスの紹介が目的としており、話題性のある商品やサービスを紹介し、ユーザーに知ってもらう役目を担っています。
一方でカタログは商品を選択し、発注してもらうことが目的です。
類似した商品との価格や性能の比較ができ、ユーザーに適した商品を見つけさせて注文してもらう役目を担います。
3つ目の違いは対象とするユーザーの違いです。
新規ユーザーは商品やサービスへの興味・関心は低いため、知らない商品が一覧化されているカタログを見たところで、定着はしないでしょう。
新規ユーザーに対しては、簡易的なパンフレットを渡し知ってもらうことが重要です。
既存ユーザーであれば商品やサービスのファンであるため、より詳細な情報を伝えられるカタログが良いです。
*パンフレットの活用方法
パンフレットの活用方法をいくつか挙げます。
新規顧客の獲得に向けたポスティングや人気サービスの紹介を通じたブランドイメージの構築、既存顧客に対しての新商品やサービスの紹介などがおすすめです。
パンフレットはサービスの紹介や新商品の宣伝に適しています。
カタログよりも制作費が低いため、サービスを知らない人へのアプローチに活用し、新規顧客の獲得に役立つでしょう。
*カタログの活用方法
カタログの活用方法としては、既存顧客への提供や高い関心をもつユーザーが集まる場所への設置、デジタルコンテンツとしての提供などが挙げられます。
カタログは商品やサービスを一覧にするのに適しているので、既存顧客などの関心の高いユーザーに配るのにはおすすめです。
一方で、制作費は高く宣伝には向いていません。
企業が自社内のホームページでデジタルカタログをコンテンツとして作る動きも増えています。
□まとめ
今回はパンフレット、リーフレット、カタログの特徴と違いについて解説しました。
一見似ていますが特徴が異なるので正しく使い分けないと、どれだけ良いものを作っても効果が半減してしまいます。
小冊子を作るときはぜひ今回紹介したことを参考にしてください。