冊子の紙による違いは何があるのか印刷業者が紹介します!

会社の社内報や会報誌はもちろん、クライアント向けのパンフレットやカタログ、取扱説明書などで小冊子を印刷する機会は多いと思います。
そこで本記事では、冊子に用いる紙の重要性について解説します。

□印刷で紙ってどのくらい重要なのか

皆さんは本を作る時だけでなく、読書の時や書類作成などの際、どのような事に気を配っていますか。
おそらく文章や内容の構成、文字のフォントや大きさ、見た目のデザインや写真、イラストの有無を重要視している方が多いと思います。
そのため、媒体である紙になかなか気を配る事がなく、どの紙を使用しても大差ないと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、紙媒体で作られた冊子や本の醍醐味は「紙」そのものにあります。
電子機器が発達した昨今において、書籍を読む手段は紙媒体以外でも十分読書ができますよね。
しかしそれでも、紙に印刷された本を好む方は、紙の質感やページを進める時の音や感覚などを楽しみにしている場合が多いです。
このように、紙の良さはそのまま冊子や本の良さに繋がっているのです。

また、紙の種類も様々で、紙によって感触や色合い、発色の具合は異なり、用途によって紙の特性の活かし方も変わります。
紙の使い分けの必要性がよくわかるのではないでしょうか。

□印刷を行う紙の種類はどんなものがあるのか

1つ目に解説するのは「上質紙」という紙です。
この紙の特徴は、紙自体の白色度の高さです。
コピー用紙としても多く使用されているため、普段から上質紙に触れる機会は多いでしょう。
また、表面の加工がなされておらず若干ザラザラした触感のため、鉛筆やシャープペンシル、ボールペンによる書き込みに向いています。
分量の多いものや、紙に直接記入するケースにおすすめできる紙と言えるでしょう。

2つ目に解説するのは、「書籍紙」という紙です。
この紙は上質紙と基本の部分は同じですが、上質紙と比べてさらりとした触感をしており、クリーム色の淡い色合いが特徴です。
その色合いから、目にかかる負担を軽減し、文字を読みやすくするメリットがあります。
長時間文字を見続ける必要がある文庫本や小説、教科書などに多く用いられていることは知っておくと良いかもしれません。

3つ目に解説するのは「コート紙」という紙です。
その名の通り、表面がコーティング加工されていて、光沢がある白い紙です。
光を反射するという特性から色を鮮やかに見せられるため、写真誌などのイラストや写真を多用したい場合に向いていると言えるでしょう。

4つ目に解説するのは「マット紙」という紙です。
この紙は光沢を人工的に控えめにした、いわゆる上記のコート紙のつや消し版とも呼べる種類です。
発色がよく、かつ光の反射を抑えられるため落ち着いた感じを読者に与えられます。
そのため、写真やイラストと文章の両方を用いる場合に使用してみてはいかがでしょうか。

□冊子に適した紙の種類を見極めるポイントって何なのか

紙を選ぶ際の1つのポイントとして紙の質感や発色が挙げられます。
商業関連の文書や、文章が主体の場合は上質紙、カタログやパンフレットには鮮やかかつ落ち着いたマット紙を用いるなどのチョイスをしましょう。

また、見落としてはいけない点に、「紙の厚さ」があります。
紙の厚さはそのまま本の分厚さにも大きく関係します。
書き込むことが想定される場合にはやや厚めの紙、パンフレットや社内誌といった少ないページ数の冊子には重厚感のある厚めの紙を用いるなどの工夫が良いでしょう。

□まとめ

今回は印刷に用いられる紙の種類について解説しました。
印刷する冊子の用途によって、活用する紙の種類も変わります。
紙の重要性やそれぞれの特性をよく理解して、より見やすい冊子の作成を心がけましょう。