印刷業者がノンブルとは何かについて解説します!

印刷に関心をお持ちの方で、ノンブルという単語に聞き覚えのある方は多いと思います。
この単語、実は冊子や本で非常に重要な役割を担っています。
そこで本記事では、印刷におけるノンブルの概要や付け方、注意点を解説します。

 

□ノンブルの概要について

この記事をご覧になっている方の中には、そもそもノンブルとは何なのかという疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
ノンブルとは、簡単に言えば冊子のページ番号のことです。
会社の資料や印刷関連の専門用語としての側面が強く、番号をフランス語に訳した「nombre」という単語をそのまま業界で用いています。

書籍や小冊子においてノンブルは非常に重要な役割を担っており、冊子を作成する際にどのページに何があるのかを明確にする案内板の側面を持っています。
読み手の立場からもページ番号は、目次とページをつなぎ合わせる懸け橋のような存在ですよね。

また、印刷の工程から見た場合、ページ数は本や小冊子の綴じ方に大きく関わる点です。
ページ番号が振ってあるのとないのとでは、印刷や製本のトラブルの早期発見にも繋がります。
印刷全般において、ノンブルが以下に大きなウェイトを占めているかがよくわかりますね。

 

□ノンブルの効果的な付け方やつける時のマナーとは

実は、冊子や本につけるノンブルの付け方に、明確なルールはありません。
形式は人それぞれ自由に設定することが許されており、自分なりの使い方をしても問題ないです。
しかし、あえてオーソドックスな振り方にするのであれば、本文が開始したそのページを1ページ目にするとよいでしょう。
この方法であれば、本文のページ数の合計が本の最終ページの番号となるため、確認作業がスムーズになります。

また、表紙が紙の両面にまたがっている場合は、1ページ目を本文の開始位置ではなく、表紙の裏にするパターンもあります。
さらに冊子に目次がある場合は、目次が記載されたページはノンブルに含めず、本文開始位置を1ページ目にすることが多いです。

ノンブルを割り当てた冊子データを印刷会社に伝える際、台割表という表を冊子作成の初期段階から作成しておくと便利です。
台割表があると、どの数字のページに何が記載されているかがまとめられて、印刷がスムーズに進行するほか、ノンブルに関するトラブルも防ぎやすくなります。
現在手掛けている冊子の進行具合と台割表のデータに相違があってはいけないため、こまめに台割表を更新することも忘れてはいけません。

 

□冊子作成におけるノンブルの注意点とは

シンプルでルールのないノンブルの設定ですが、注意事項もあります。
冊子の綴じ方の1つである中綴じ製本ですが、この綴じ方は表紙で中のまとめた紙をくるむ形の仕上がりになるため、表紙と裏表紙がセットになります。
そのためデータ作成の時点では、1ページと最後のページが隣り合うのを覚えておきましょう。

次に、ノンブルの書式設定に関する注意点です。
まず、原則としてノンブルの大きさが本文の文字の大きさを超えてはいけません。
本文よりページ番号のほうが見やすくなっては本末転倒ですよね。
また、色も大きさと同様、なるべく目立たないようにしましょう。
薄い色や淡白な感じの色がおすすめです。

ノンブルを配置する位置にも要注意です。
基本的にノンブルは本文と間を空けますが、距離の空けすぎにも注意しましょう。
紙面の端にノンブルが寄りすぎていると、製本時の断裁作業で見切れてしまう恐れがあります。

 

□まとめ

今回は印刷におけるノンブルについて解説しました。
ページ番号は普段私たちが身近に触れている本のガイドともいえる重要な要素です。
ノンブルの重要性を理解して、後悔のない印刷を心がけてくださいね。