印刷業者が解説!ラミネート加工のメリットについてお教えします!

印刷において、紙の耐久性で不安をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
そういった方にピッタリな方法として「ラミネート加工」という手法があります。
そこで本記事では、ラミネート加工の概要やメリットについて解説していきます。

 

□ラミネート加工の概要を解説

そもそもラミネート加工についてよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
皆さんは印刷物の中で、表面が光沢を帯びたものを見たことはありませんか。
身近なものを挙げると、飲食店のメニューが該当します。
ラミネート加工とは、印刷物の表面にフィルムを貼り付けて印刷物に光沢やマット仕様といった加工を施すことです。
このフィルムはポリエチレンやポリプロピレンでできており、ポリプロピレンを使用するものをPP貼り加工とも呼びます。

加工の種類は主に2種類あり、1つはフィルムで印刷物を挟み込むようにして接着する方法で、「ホットラミネート」と呼ばれる加工法です。
上記に述べたレストランのメニューに良く見られる加工で、印刷物の両面をカバーできるだけでなく、汚れや水分の付着に高い耐性を発揮します。

もう一つは「コールドラミネート」と呼ばれる、印刷物の片面のみをカバーする方法です。
こちらはUVカットが施されているフィルムを使用するため紫外線に強く、屋外での印刷物の日焼けや色褪せを軽減する効果があります。
屋外で使用することの多いポスターには最適な加工方法だと言えるでしょう。

 

□ラミネート加工のメリットとデメリット

*ラミネート加工のメリット

第一に、紙製品の印刷物の強度が飛躍的に上昇する点が挙げられます。
前述の通りプラスチック製のフィルムを貼り付けるため、デリケートな紙が簡単にプラスチック製品に生まれ変わります。
プラスチックなので、印刷物のインクが落ちて色褪せる心配もありません。
破れやすく、折れ曲がる可能性が非常に高い紙製品を保護できるのは嬉しいポイントですよね。

次に、光沢のあるフィルムによって紙製品に高級感を与えられます。
部分的にイラストや写真に加工を施して鮮やかな印象を与えられるのもポイントです。
さらに、会員証やカード類の加工は、表面の偽造の対策にもつながります。

 

*ラミネート加工のデメリット

十分にインクが乾燥しきっていない、水分を含んでいる状態の印刷物をラミネート加工した時にはシワや気泡が発生する可能性があります。
この点は紙製品にラミネート加工を施すデメリットの一つとして考えておきましょう。

次に、印刷の問題というよりラミネート加工そのものの問題なのですが、ビニール製品や木製のものには対応していません。

また、一旦行ったラミネート加工は元に戻せません。
たとえ失敗した場合でもやり直しはできないので、使用する印刷物はよく考えてラミネート加工をしましょう。

 

□ラミネート加工をする製品の注意点

ラミネート加工に不向きな素材も実は多いのです。
不向きな製品として第一に挙げられるのは熱に反応して変色する「感熱紙」です。
感熱紙に熱接着を行うと、その高温に感熱紙が反応して黒く変色してしまいます。
FAX用紙やチケット類のラミネート加工はやめておきましょう。

次に不向きなものはクレヨンで書かれたものです。
こちらも熱に反応して変質する性質なので、避けた方が無難でしょう。
また、表面にしわが目立つものや凹凸の大きいものはフィルムが張っていびつな仕上がりになってしまいます。

 

□まとめ

今回はラミネート加工のメリットとデメリットについて解説しました。
様々なメリットのあるラミネート加工は、単なる紙製品の強度向上だけでない活用法があります。
今回の記事をきっかけに、ラミネート加工をお考えになってみてはいかがでしょうか。
ラミネート加工をご検討している方はぜひ一度当社までご連絡ください。