会社員の方々はプレゼンや会議の手引きに用いる資料を作成する機会が多いと思います。
中でも資料の印刷は読みやすさやコストにも関わる重要な要素です。
そこで本記事では、冊子やチラシの印刷に関して両面印刷と片面印刷それぞれの特徴を解説していきます。
□両面印刷のメリット
両面印刷のメリットとして第一に挙げられるのは、1枚の紙の裏表両面を使用するため、コストや紙の無駄を抑えられる点です。
例えば10ページの冊子を作成したい場合、片面印刷であれば10枚の用紙が必要なところを、両面印刷であればその半分の5枚の用紙で済みますよね。
さらに、1枚の紙に記載できる情報量が片面印刷の倍になる点も両面印刷の大きな利点といえるでしょう。
紙をはじめとする環境資源の節約に関心が高まる中で、資源の無駄遣いを減らせるのは嬉しいポイントと考えられます。
加えて、記載に必要な用紙の量が減ることは、必然的に仕上がる冊子の分厚さも抑えられます。
そのため冊子がかさばる不安が少なくなり、保管するスペースの確保もしやすくなるのです。
会議が多い役職の方は片面印刷から両面印刷に切り替えてもいいかもしれませんね。
また、両面印刷は1枚の用紙に複数のページを印刷します。
そのため、仕上がりの冊子のサイズ次第では一度にまとめて印刷ができ、作成にかかる時間と手間を大きく省略できるのも大きなメリットです。
□両面印刷のデメリット
次は両面印刷のデメリットおよび注意点を説明します。
社内向けの会報誌や会議に向けた資料は両面印刷でもさほど問題はありません。
しかし、クライアント向けの広報誌や契約書といった外部向けの書類においては、両面印刷はマナー違反とする場合や会社が存在します。
近年は環境資源の観点から、両面印刷を推奨するケースも増加してきましたが、正式な書類は片面印刷が好ましい場合が多いです。
また、両面印刷だと一通り目を通すのに紙をめくる必要があり、面倒だと感じる人も多いのもデメリットといえます。
一読するだけでなく、資料全体にまたがった比較を行おうとした場合の煩雑さは効率性に優れているとは言えません。
加えて両面印刷だと裏表の両面に印刷をすることになり、お互いの印刷面に反対側の面の文字が透けることも少なくありません。
コピーを行うときにこのように透けてしまうと非常にやりづらく、業務の進行に支障をきたす影響もあることは理解しておきましょう。
□片面印刷の注意点
片面印刷を用いるメリットは、やはりマナー的な観点から好ましい点でしょう。
上記に述べた通り、正式な書類は原則として片面印刷を推奨している会社が多いのが現状です。
読み手の立場に立ってみたときに、なるべくシンプルなほうが嬉しいですよね。
また、チラシなどの1枚物の印刷物を作成する場合、両面印刷よりも片面印刷のほうがコストパフォーマンスに優れているのは言うまでもありません。
チラシ作成においても、読み手の負担を減らしたいのであれば片面印刷にするのが無難です。
加えて、片面印刷は裏表がないため、印刷の裏写りを心配することもありません。
これは読みやすさにおいて非常に重要なポイントで、裏面のイラストやグラフ、図が透けてしまうと表面の内容が見えにくくなりますよね。
印刷トラブルの1つである「クロスゴースト」という、裏表のインクの浸透の差で発生する光沢差の問題も、片面印刷では皆無という利点があります。
読みやすさだけでなく、インクや印刷機器の問題も回避できるのは魅力的ではないでしょうか。
□まとめ
今回は両面印刷および片面印刷それぞれのメリットやデメリットについて解説しました。
資源的効率や印刷にかかる作業効率を重視するのであれば両面印刷、見やすさを重視する場合は片面印刷が適しています。
両者の長所と短所を理解して、状況にあった資料作成をしましょう。
いんさつ工房では それぞれの場合でご案内申し上げます
一度覗いてみませんか?
早い 安い 親切 いんさつ工房 https://www.insatukobo.com