印刷のゴーストにお悩みの方へ!原因と解説策を解説します!

社内向けの小冊子やパンフレットの作成でお悩みの方で、「ゴースト」という単語に聞き覚えのある方は多いのではないでしょうか。
印刷のトラブルであるゴーストについて、本記事では原因や解決策を解説していきます。

 

□そもそもゴーストとは

ゴーストとは上記の通り印刷が完了した紙に発生する、色のトラブルのことです。
印刷物を見るうえで、インクの濃淡のばらつきや色味の分離を目にしたことがある人は多いのではないでしょうか。
例を挙げると、印刷物のぼやけや斑点といったインク関連の不具合もゴーストに含まれます。

通常では発生するはずのない陰影が突如紙面に発現するため、幽霊のいたずらのような現象に見えることから、ゴーストと呼ばれます。
人為的に発生するものではなく、予測も困難なこの現象に悩まされたことのある人は多いのではないでしょうか。
実際、クライアント向けの小冊子や会議、プレゼンの手引きのような発行物で、そのようなトラブルが起きてしまっては業務だけでなく自社のイメージや印象に関わる重大な問題ですよね。

後述しますが、ゴーストの中には「クロスゴースト」という印刷から数日後に発見が可能なものもあり、印刷においては細心の注意を払うべきポイントです。

 

□ゴーストが発生する原因とは

予期しないタイミングで出現するゴーストですが、この現象はコンピュータや設定のトラブルではありません。
本当の要因は、印刷を実行するプリンターおよびその機械で使用されるインクです。

発生する原因を簡単に説明すると、印刷を実行する方向に対して水平方向の印刷箇所で必要なインク量にばらつきがあり、その箇所でインクの過剰供給や供給不足が起こるためです。
インキングローラーという部品を用いる印刷機に多い傾向があります。

印刷のトラブルの中でも多いのが、印刷方向に対して横方向の帯状に見られる、いわゆる通常のゴーストです。
これはベタ塗りの柄に白い小窓が設けられている絵柄に頻発するゴーストで、印刷方向に対して横軸の線が極端に濃くなるケースが当てはまります。
濃い色のインクと薄い色のインクが交互に連続したり、白と濃い色のインクが隣接したりする場合などに見たことのある方も多いのではないでしょうか。

この原因で最も多いのが、インクの供給量の急激な変化によるものですが、その他にもインクの乾燥時の酸化過程で発生するガスの影響もあります。

次に説明するのはクロスゴーストと呼ばれる現象の原因を説明します。
これは色ではなく光沢に影響を与えるゴーストで、上述の通常のゴーストとはメカニズムが大きく異なります。
こちらは両面印刷をした際に、先に文字や絵柄を印刷すると、その後に印刷した裏面部分に、先に印刷した面の文字や絵柄が浮き出てくる現象です。

こちらの原因は、先に印刷した面のインクが浸透によって後に印刷した面のインクの浸透が抑えられ、浸透しきっていない部分のインクの光沢がなくなるためです。

 

□ゴーストを抑えるための方法とは

最も一般的な改善方法は、過剰に印刷されるインクを印刷の仕上がりに関係のない部分に印刷する、捨てベタという方法が挙げられます。
また、インクに含まれる水分を多くしすぎないことも重要なポイントです。

クロスゴーストに対しては、ベタの多い部分を先に印刷したり、印刷後の風入れをこまめに行ったりすることが挙げられます。
また、先刷りと後刷りの印刷する時間的感覚を長くとることも効果的です。

 

□まとめ

印刷におけるゴーストは、社内外問わず様々な問題に影響を与える死活問題といっても過言ではありません。
プリンターやインクのコンディションを入念に確認して印刷を行うことが極めて重要です。
今回の記事が、印刷不良でお悩みの方に参考にしていただければ幸いです。