印刷における疑問!オフセットとオンデマンドとは?

同じ書類を大量に印刷したいが、手段がわからないという悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
そういった方におすすめなのがオフセット印刷とオンデマンド印刷という印刷法です。
そこで本記事では、オフセット印刷とオンデマンド印刷、両者の特徴やデメリットを解説及び比較します。

 

□オフセット印刷とは

そもそもオフセット印刷という言葉を耳にしたことがある人は少ないでしょう。
オフセット印刷とは、版を用いた印刷方法の1種です。
印刷の前提として、紙にインクを記す際にインクを付着させた版を用いるのは皆さんご存知でしょうか。

例外として版を使わない印刷法もありますが、その時に用いられる版の種類は4種類あります。
版の凹凸部分にインクを付着させる凹版印刷と凸版印刷、平面に化学薬品を付着させて、水を弾かせて印刷する平版印刷、そして穴をあけた紙をかぶせてその上からインクを載せて印刷する孔版印刷があります。

オフセット印刷とは、上記に述べた印刷方法の内、平版印刷に分類されます。
インクが付着した平版と、印刷を行う紙との間にブランケットと呼ばれる転写ローラーを置いて、間接的に印刷を行う印刷方法です。
インクをゴムにセットし、紙にオフ(転写)することから、オフセット印刷という名称がつきました。

オフセット印刷のメリットは、大量印刷に適した印刷方法であるにも関わらず、複雑な写真やイラストを鮮やかに再現、印刷できる点です。
ローコストかつ短時間、高品質な製品を印刷したい方にはぴったりな印刷方法ですよね。

一方、オフセット印刷のデメリットは、製版に費用が発生する点が挙げられます。
ある程度まとまった量の紙製品を印刷しない場合は1枚あたりの印刷コストが高くなる点には注意が必要です。
また、内容の異なる印刷物の場合は、たとえ変化がごくわずかでも、版をその都度変更する必要があります。
その場合でも費用は高くついてしまうことを覚えておきましょう。
加えて、版の制作に時間を要するため、納期に時間がかかる点にも要注意です。

 

□オンデマンド印刷とは

続いてオンデマンド印刷の解説に入ります。
こちらも印刷方法なのですが、オフセット印刷とは対照的に、こちらは印刷に版を用いません。
ブラックとシアン、イエロー、マゼンタの4色からなるインクの組み合わせを用いて、オンデマンド機というプリンターを用いて紙に直接印刷を行います。

オンデマンド印刷のメリットは、版やブランケットを介さず、パソコンから印刷機に直接出力するため、スピーディーな印刷が可能な点です。
また、版を使用しない点から、内容がこまめに変化する印刷物でも問題なく印刷できる点も見逃せません。

一方、オンデマンド印刷のデメリットは、版を使用する印刷と比べて色のムラがあることです。
また、プリンターを用いるため、機器の状態によっては使用できる紙の種類にも制限があります。
専門性の高い印刷物の質を重視したい方はオンデマンド印刷は避けた方が良いでしょう。
但し現在のオンデマンド印刷の仕上がりは専門家でないとわからないほど仕上がりが良いものになっております

 

□オフセット印刷とオンデマンド印刷の比較

いずれの印刷法もハイクオリティな仕上がりですが、細かなディテールはやはり版を使用するオフセット印刷に軍配が上がります。
また、色の再現性や鮮やかさにおいても、オフセット印刷が高品質です。
高品質なイラストや写真を用いる印刷物を大量に印刷したい方にはオフセット印刷が適しているでしょう。

一方、オンデマンド印刷は少数の印刷物を印刷したい場合、速さとコストパフォーマンスで有利と言えます。
細かな変化のある印刷物を少量ずつ印刷したい方におすすめの印刷方法です。

 

□まとめ

今回はオフセット印刷とオンデマンド印刷のそれぞれの特徴について解説しました。
両者の特性をよく理解して、ご自身に合った印刷方法を選択しましょう。

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