印刷用語でお悩みの方へ!トンボについて解説します!

印刷業務に携わっている方で、「トンボ」という単語に聞き覚えのある方は多いと思います。
そこで本記事では、印刷用語の「トンボ」について解説します。

 

□トンボの概要について説明します!

この記事をご覧になっている方で、「そもそもトンボが何なのかわからない」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
印刷におけるトンボとは、印刷物を作成する際に、仕上りサイズに断裁するための位置を記すマークのことです。
2つの直線が重なった形状が蜻蛉のように見えることから、「トンボ」と呼ばれています。

別名「トリムマーク」とも呼ばれ、印刷物の断裁において重要な役割を担っているのです。
印刷のレイアウト画面で、1度は見たことがある方も多いでしょう。

 

□トンボの種類はどのようなものがあるの?

トンボと一口に言っても、その用途によって2種類に大別されます。
1つ目は「コーナートンボ」と呼ばれる、印刷物の四隅に配置されるトンボです。
このトンボは仕上がりのサイズを指定しており、緯度と経度のように印刷範囲の幅や高さを示しています。

またコーナートンボは、直角に交差した直線が外側と内側に配置されていますよね。
内側に配置されているトンボは印刷時の仕上がりのサイズを表しており、印刷物の断裁する際の目印として用いられます。
対して外側のトンボは印刷物の塗り足し領域を示しており、これは後述の「裁ち落とし」で担っています。

2つ目は、印刷物のそれぞれの辺の中央に位置する「センタートンボ」です。
こちらの形状は2つの直線が十字に交差しており、いかにも蜻蛉のような見た目をしていて分かりやすいでしょう。
センタートンボは印刷物の仕上がりの天地左右、それぞれの中央となる位置を示しています。

中央の位置は印刷のノンブル(ページ番号を指しています)を配置する目安として欠かせません。
カタログやパンフレットといった冊子のページ番号はもちろん、印刷時のトラブルや内容の確認作業でノンブルの位置が定まっていないと困りますよね。

また、この記事で解説するのは日本で主流となる2本の線で構成された「日本式トンボ」ですが、海外では1本の線のみを用いて印刷の仕上がりを表す「西洋式トンボ」も用いられます。
しかし1本では、場合によっては印刷時にトンボが印刷の仕上がりに入ってしまう恐れがあります。
そのため、印刷会社によっては日本式トンボしか入稿を許可していないところもあり、可能な限りは日本式トンボを用いるのが無難でしょう。

 

□トンボでよく聞く「裁ち落とし」について

ここではトンボに関連した用語について解説していきます。

*裁ち落とし

裁ち落としとは、印刷の仕上がりデザインに、白紙の部分が入らないようにするための断裁のことです。
大量印刷の際、時々ズレが生じて印刷したい部分の外側部分が、仕上がりに入り込むことがあります。
仕上がりラインぎりぎりに絵柄を配置すると、上記のズレによって外側の白紙部分が印刷されてしまいます。

その白紙部分の発生を防ぐために、印刷では通常仕上がりサイズよりも3ミリ程度余分に大きく印刷範囲を設定すると良いでしょう。
その際に生じる余分な印刷領域を、「ドブ」及び「裁ち落とし領域」と呼びます。

*ノド、及び小口

小冊子を綴じる時、紙を折るようにして針金を用いて中央部分をまとめますよね。
冊子を開いた時のちょうど真ん中でおられて綴じられている部分を「ノド」、その反対側、紙のふちの部分を「小口」と呼びます。

 

□まとめ

今回は印刷における「トンボ」の解説を行いました。
印刷用語を知ることは、冊子の作成をスムーズに進めるための重要なポイントです。
今回の記事が、小冊子の印刷でお悩みの方の参考になれば幸いです。