印刷でお悩みの方へ!エンボス加工について解説します!

印刷のデザインでお悩みの方で、印刷物にインパクトが欲しいとお考えの方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、そういった方におすすめの「エンボス加工」の概要や注意点について解説します。

 

□エンボス加工の概要について解説します!

この記事をご覧になっている方の中には、エンボス加工とは一体何なのかという疑問をお持ちの方は多いと思います。
エンボス加工とは、印刷物に施す加工技術の種類で、印刷物に凹凸をつけるものです。
皆さんがこれまでにご覧になってきた印刷物の中には、デザインが浮き上がって凸凹した手触りのものがありましたよね。

正確には、エンボス加工とは印刷物のデザインを浮き上がらせる方法です。
凹ませる加工方法は、後述の「デボス加工」を参照してください。
エンボス加工やデボス加工では、凹型や凸型の版を用いて印刷物に凹凸をつけます。

エンボス加工の場合、紙面を盛り上がらせるために、凹型と凸型の2枚の版の間に印刷物をサンドして、強めにプレスを掛けるのです。
すると表面は隆起して、裏面は凹んだ加工ができます。

エンボス加工のメリットとして、高級感が演出できる点が挙げられるでしょう。
インクを用いず、紙の凹凸のみでデザインを構成するため、さりげない雰囲気を表現したい場合に最適です。
また、平面のデザインだけでなく、強調したい部分を立体的に仕上げられます。
視覚情報だけでなく、触覚にも訴えかけるため、インパクトのあるデザインになります。

どの角度から見るかで見え方が変動するのも、面白いポイントですよね。
加えて、触覚のメリットはデザインのみではなく、視覚が不自由な方でも触読ができる点も見逃せません。
さらに、インクや箔を用いないため、素材の質感や色合いをより深く感じられます。
印刷物で紙の質感を大事にしたい方には、嬉しいメリットではないでしょうか。

 

□疑似エンボス加工とは一体何なのか?

エンボス加工の変化形として、「疑似エンボス加工」という加工方法も存在します。
こちらは、紙面のデザインを隆起させてインパクトを出すという点においてはエンボス加工と共通ですが、紙をプレスしないのが特徴です。

加工方法は、まず通常の印刷を施したあとに、まず1種類目の「OPニス」を塗ります。
さらに2種類目の「UVニス」を塗ると、お互いが反発してOPニスの上にUVニスが乗ります。
そこに紫外線を照射させることでニスが固まり、浮き上がったデザインを演出できることを押さえておきましょう。

こちらは凹凸の板を用いないので、小さい文字や細かい絵柄にも十分対応しています。
また、エンボス加工では再現できないような複雑な模様にも向いています。
一度に多数の印刷をしたい方に、特におすすめです。

 

□エンボス加工を施す際の注意点とは?

紙に凹凸を加えてデザインを施すエンボス加工ですが、実は様々な注意点があります。
1つ目は、凹凸の部分にはインクを用いないので判読性に欠ける点です。
そのため、小さな文字やデザインはやや読み取りづらく、不向きなので注意しましょう。

2つ目は、紙の厚さで盛り上がりの仕上がりが変わる可能性がある点です。
紙が厚くなるほど圧が入りにくくなり、凹凸の具合が弱くなります。

3つ目は、凹凸を設定する際には裏表の両面に留意する必要がある点が挙げられます。
表面はエンボス加工の盛り上がりで美しい仕上がりでも、裏面はへこみがあだとなりデザインを損なう可能性があることに、留意しましょう。

 

□まとめ

今回は印刷におけるエンボス加工及び疑似エンボス加工、その注意点について解説しました。
エンボス加工は印刷物のデザインに大きなメリットをもたらす、優れた加工技術です。
印刷の特性をよく理解したうえで、後悔のない印刷を心がけましょう。
今回の記事が、印刷でお悩みの方の参考になれば幸いです。