冊子制作にはさまざまなオプションがありますが、どれを付けたら良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
今回紹介する「扉」は、付けることで冊子の見栄えが良くなる装丁です。
これから制作する冊子をより良いものにしたいという方は、ぜひ今回の記事で紹介する情報を参考にしてみてください。
□そもそも本の扉って何?
扉とは、書籍の題名、その他の部や章を明示するページのことを指します。
主なものに、「本扉」と「中扉」の2つがあげられるでしょう。
まずは、こちらの2つについて解説をしていきます。
まず、本扉についてご紹介します。
本の構造によっては「見返し」という用紙が先に来る場合もありますが、本の表紙を開いた際に最初に現れるページが本扉です。
こちらには、書名、分冊であれば巻名、シリーズ物であればシリーズ名、著者名や編者名、翻訳本なら原著者名や訳者名、出版社名が書かれている場合が多いでしょう。
本扉には本の自己紹介のような役割があるので、他のページとは異なる質や色の紙が使用されていることが多いです。
次に、中扉についてご紹介します。
こちらは、内容を区切る部分や、章が始まる部分であるページに使われます。
この中扉を入れることによって、冊子内での内容を把握しやすくなったり、区切りがわかりやすくなったりするでしょう。
分厚い冊子では、中扉がいくつも使われるケースも多いです。
□扉の種類は他にもあるの?
一般的に扉と呼ばれるものは上記の2つですが、それら以外にも扉としてページを活用する方法があります。
扉の種類を多く知っておくことで、冊子にオリジナリティーを持たせられる可能性が高まるので、ぜひ確認しておきましょう。
*目次扉
目次の前に、書名と目次を印刷した扉が配置されることがあり、こちらを目次扉と呼びます。
目次扉を置いて、その裏から目次の内容を始めると、目次が見開きになることで視認性と一覧性が高くなるというメリットがあげられるでしょう。
*遊び紙としての扉
扉のページに文字を載せずに、遊び紙として挿入するのも1つの手でしょう。
このメリットとして、本に高級感を与えられることがあげられます。
本好きの方なら、表紙をめくった際におしゃれな紙が挟まっていてしみじみと眺めてしまった、という経験があるのではないでしょうか。
1枚の遊び紙があるだけで、とても体裁の整った冊子に見えます。
また、こちらは比較的手軽に取り入れられることもメリットです。
遊び紙は巻頭や巻末に色のついた紙を1枚はさみ込むだけなので、締め切りの前倒しが起こる可能性も低いでしょう。
原稿を一から作る必要もないので、手軽に使えるオプションとして印刷会社と相談して選択肢に入れてみると良いかもしれません。
このように、扉にはさまざまな活用方法があります。
扉に載せる文章内容や扉を付けるページ、扉の紙質やカラーによって冊子の読みやすさや引き込まれやすさに大きな影響を与えます。
表紙のデザインや冊子の内容、イメージに合わせた内容とカラーを選べるととても良いですね。
扉に使う用紙の色選びや、扉を挟み込む場所の選定など、冊子制作の楽しみの一つになりそうです。
冊子の内容だけではなく、このようにレイアウトについて考えを巡らせてみることも、より良い冊子づくりのスタートラインになるのではないでしょうか。
□まとめ
今回は本の扉とその種類やメリットについてご紹介しました。
扉を冊子に入れるメリットについて理解していただけましたでしょうか。
今回の記事を参考に、冊子を作る際の構成やデザインについて考えてみてください。
また、冊子の印刷についてご相談やお見積もりをしたい方はお気軽に当社いんさつ工房にお問い合わせください。
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