資料を作成するにあたってたたき台という言葉を聞いたことはありませんか。
ダメ出しを受けるイメージが先行して、たたき台という言葉に、悪い印象をお持ちの方もおられるのではないでしょうか。
ここではたたき台の語源と必要性について解説をします。
資料を作るときのポイントも紹介しているため、参考にしてみてください。
□たたき台はもともと鍛冶場で使われていた?
たたき台は、漢字では「敲き台」と書きます。
「敲く」とは、対象のものを手や固い物で何度も打つことを意味しています。
鍛冶場では、敲き台の上に熱した鉄を乗せ、それを何度も打ち、刀の形を整えていました。
鉄を熱しただけではまだまだ完成品には程遠いですが、敲き台の上で、手をかけて形を整えていくことで、徐々に良質な刀ができあがっていくのですね。
鍛冶場で使われていた台が由来となっているとすると、たたき台は決してダメ出しを受けるというマイナスのイメージを持っている言葉ではありません。
むしろ、完成品に近づけるためにはスルーしてはならない大切な工程であると言えます。
上司からたたき台の作成を依頼されたときは、誇りをもってその仕事に取り組むのが良いでしょう。
□ビジネスシーンにおけるたたき台の必要性とは?
ビジネスシーンでは、たたき台の作成を要求される機会が多くあります。
例えば、企画書や発表資料を作成するときに、初めはたたき台の作成から取り掛かるのではないでしょうか。
何も煮詰まっていない状態でいきなり資料の作成にとりかかっても、論点がぼやけるだけで内容をうまく伝えられませんね。
企画書や発表資料をより完成度の高いものに練り上げていくためには、人の意見を仰ぎいろいろな角度から何度も見つめ直す必要があります。
人の意見を仰ぐにも、まずは議論のきっかけとなるものが必要になります。
そんなときに、たたき台は議論の良い媒介になるのです。
たたき台で議論の土台となる事項を共有することで、メンバーは同じ方向性に向かって話し合いを始められるのですね。
たたき台には、目的やコンセプト、検討すべき項目などの情報を盛り込むと議論がより活発になるでしょう。
□たたき台を作るときのポイントを解説!
たたき台の段階では、それがそのまま公に発表されるわけではありません。
そのため、たたき台に完成度を求める必要はありませんが、それでも議論を深めるためには抑えておくべきポイントがいくつかあります。
ここでは、たたき台を作成するにあたって気をつけると良いポイントを解説します。
たたき台の作成に必要なのは、完成度ではなくスピード感です。
たたき台は議論を促進させるために作成するものであるため、そこでアイデアや提案内容についてまとまったものを示す必要はありません。
1人で考えていると、資料は完成に近づくどころか、議論にかける時間がどんどん少なくなってしまいます。
早く議論を始めるために、たたき台はスピード感をもって作成するように心がけましょう。
もうひとつ、たたき台の作成にあたって気をつけたいのは、客観的な数字を示すことです。
議論を首尾よく進めるためには、判断材料を提供することが大切です。
有益な数字データを載せることで、客観的な判断基準が得られて、議論がスムーズに進みますね。
むやみに数字を載せるのではなく、議論に役立つ数字のデータを選んで載せるようにしましょう。
またこのときに、データの参照元が信頼できるのか、確認することが大切です。
□まとめ
資料を作成するにあたって、たたき台を用意することはとても大切なことなのですね。
伝えたいことがうまくまとまった資料が完成したら、ぜひ当社に印刷をご依頼ください。
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